北区 ジョルノ (AF70)のリアタイヤがロックして動かない? 出張修理

こんにちは!!ジメジメと雨も凄い風もきつい…。いつ梅雨明けするのでしょうか…。
こんな中でも通勤・通学にバイクを使用される方もおられるでしょう、普段よりもストレスのかかる状態での運転ですので、お気をつけください!!

さて今回は少し不思議な修理です。

ご依頼内容は、後タイヤがロックして動けない。
とのご依頼でした。
スーパーに買い物に出かけられ、帰ろうとしたら、動かなくなっていたとのこと。

お電話で確認したときは、まずブレーキが湿気で動きが悪くなり効いたままになっているのでは?
と思い、車体をバックさせてみてください。と お伝えしました。
スーパーカブなんか良くこの症状がでやすく、ブレーキをかけたらそのままロックして動かなくなある現象があります。
この時はバックをさせると一時的にもとに戻ることが多いのです。
※もちろん、ちゃんと修理は必要ですけどね!

今回もそうなのかと予想していました。

再度、電話でご連絡が来て、やっぱり動かないとの事なので、出張修理に伺いました!

現車を確認すると、確かにしっかりロックしています。
ブレーキも確認しましたが、ちゃんと動いており、ブレーキでもなさそうです。

タイヤを手で回すとわずかにカタカタと遊びがあることに気がつき、駆動系トラブルだとわかりました。

ただ駆動系トラブルはほとんど走行中に発生すること多い…。
不思議に思いながら、駆動系を分解していろいろ点検をしました。

結果は、クランクケースカバー内のキックギヤのストッパー部が折れ曲がり、駆動部分(クラッチハウジング)に干渉してい為でした。

ジョルノ クランクケース損傷

その部分を修正し応急処置をするとロックが解けました。
バッテリーも弱っていたとの事でバッテリー交換をして修理完了しました。

ジョルノ バッテリー交換

さて、なぜ帰ろうとしたと時にこうなったのか、

こちらのバイク、最近バッテリーが弱くなっていて、キックにてエンジンをかけていたそうです。

通常なら緊急的にキックを使う事は問題ないのですが、どうやらこのバイク中古車で購入されたときすでにキックギヤの組み間違いがあったようす。
だからキックでエンジンをかけ足を離したときに、本来当たることのない部分に
キックギヤの一部がぶつかり、今回の原因の部分が疲労骨折のようになってしまったのでしょう…。

今回のような故障は、初めてのことでした。
自分も改めて気を付けないと、っと思い気を引き締めました。

結構多い話なのですが、バッテリーは弱ってきて更にキックで使い続けることはおススメ致しません。
キックはあくまでも緊急始動用ですので、常に使うようには作られていません。
キックが壊れたり、インジェクション車両だと最終的にエンジンがかからなくなります。
早めのバッテリー交換をおススメ致します!

バイクの救急隊!ROSSOをご利用ありがとうございました!!


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