こんにちは!
今回は長岡京市のN-MAX125にお乗りのお客様より、「エンジンがかかりにくい」とのご依頼でお伺いさせて頂きました。

まずは点検を行い、バッテリーを確認します。
年数は立っているようですが、電圧は正常で、セルボタンを押している間も10V位を維持していますが、セルモーターの回り方が、いまいち遅いんです。
何度か試すとセルモーターが回らない時も。
バッテリーを追込み試みますが、変化なしです。
バッテリーは問題なさそうですので、いよいよセルモーターの確認をしていきます。
まずはセルモーターを見つけてハンマーなどで衝撃を与えてセルも回り方の変化を確認します。
何度かするといきなり元気にセルが回り始めました。
これでセルモーターの劣化という事がよめました。
その後もセルを回してみますが、弱くなり、刺激を与えるとまた回るのを繰り返しすので、セルモーターの交換作業のご説明を致しました。
セルモーターは注文後の作業となる為、その日は点検のみとなりました。
入荷後セルモーターの交換をいたします。
交換後は元気にセルモーターも回り一発始動出来るようになりました。
あわせて後輪のブレーキパッドが消耗しきっていましたので、こちらも交換させて頂きます。
上の2つが交換前 下2つが新品
バイクを動かすだけで、シャリシャリ音を立てていたので、パッドは完全に消耗していました。
この状態はかなり危険です。
みなさんもシャリシャリ音が出ていれば気を付けてください!要点件です!!
ディスクローターも削れては今いたが、まだ使用に耐えうると状態でしたので、パッドのみの交換で作業完了です!
持ち帰ったセルモーターを分解してみると…。
水分が溜まったのかボルトはサビサビ ブラシも限界まで消耗 アーマチュアコイルの端子も目詰まりしてる
分解してみると結構ひどい状態でした。
本体を結束させるボルトは錆びていて表面がサビサビでした。水分がこもっていたのでしょうか?
モーターの接点となるブラシ部分は限界まで消耗していました。これは想定通りですが…
コイル側の接点は水分とブラシの削りカス?で目詰まりしていました。これでは電気もうまく流れず、モーターは回りにくいでしょうね。
125ccにしてはかなり小さめな大きさのセルモーターだなと思いましたが、耐久性はあまりないのかもしれませんね…。
今回は再修理となり、2日程お待たせいたしましたが、修理完了後エンジンのかかり具合の満足頂いたようで大変良かったです。
またのご利用をお待ちしております。