宇治市 バンディット250 (GJ77A)のエンジントラブル 出張修理

こんいちは!
梅雨が明けたら、フルパワーの太陽ですね…。
みなさんも熱中症には気を付けてください!!
そういえば最近は熱射病って言葉聞かないですね…。

さて今回は、半年ほど乗らなかったスズキ バンディット250がエンジンがかからないとのご依頼で、出張修理に伺いました。

現場へ伺い確認するとスターターボタンを押しても『ギッ』っというだけで、セルが回りません。まずはセルが回らない原因を点検します。
バッテリーはお客様が充電しておられたようで、電圧もあり、追込みしても症状が変わらないので、スイッチの接触不良というのがわかりました。
押し方によってはセルが回るポイントがあったりなかったり、良くある症状です。

セルを何とか回しエンジン始動させてみますが、最初10秒ほどエンジンが回りました。
その後エンストして再始動しなくなりました。

次にガソリンタンクのガソリンを確認
少し劣化している臭いがしていました。

そうしているとキャブレター下からガソリンが点々と漏れ出してきました。
半年ほどの放置と聞いていたのギリギリ大丈夫かなと思っていたのですが、キャブ内のガソリンが腐っていて詰まっているようです。

1番シリンダのキャブのフロートチャンバを外すと目で見て現状が確認できます。

↓写真中央の明らかに黒くザラザラしている部品がキャブ内のメインジェットという部品です。この真ん中にシャーペンの芯太さのような小さい穴がありそこをガソリン通るのですが、
ガソリンが腐って変質してこういう部品にこべりつき穴を塞ぎ悪さをします。

↓底にはしっかりヘドロ状の汚れが溜まっています。

お客様へ見積もりと修理方法を相談し、修理続行します。

キャブレターの分解清掃作業をさせて頂きます。
各部品を分解して専用クリーナーで時間をかけ一つ一つキレイにしていきます。

再度、組付け車体へ取付ます。

タンクのガソリンも新しいガソリンと入れ替え、エンジン始動させてみます。
しばらくセルを回すと新しいガソリンがキャブまで回り、無事エンジンがかかりました。
アイドリングも安定していて、吹け上りも良好。

しばらく様子を見て、無事を確認出来ると各部品を元に戻し作業完了です。

また元気に走れるようになりました。

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